【ネタバレ】家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だったの最終回結末を紹介

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」は岸田奈美さん原作の自伝エッセイで、2023年5月にNHK(BS放送)でドラマ化されました。

父親は岸田さんが幼い頃急逝し、車いすの母親とダウン症の弟との暮らしを綴ったこの作品は、配信サイト「note」での配信から火が付きドラマ化までされる人気作品になりました。

この作品の最終回の結末(ネタバレ含む)と、作品の感想について気になっている方もいるのではないでしょうか。

今回は「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」の最終回のネタバレと作品の感想についてまとめましたので、ご覧ください。

ネタバレ情報を含むので、ネタバレを見たくない人は気をつけてください！

【最終回結末ネタバレ】家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった

• 独りにしないと誓った父
• 亡き父と娘の会話
• 父の愛車を買い戻し家族で墓参りに行く

家族だから愛したんじゃなくて最終回ネタバレ①独りにしないと誓った父

父耕助が母ひとみの両親に結婚の挨拶をしにくるシーンがあり、耕助がひとみの良いところを聞かれ「モロヘイヤみたい」と答えた事に対し、祖母芳子が「食べ物ないと生きていけないから、食べ物に例えるのはいいね」と笑ってくれます。

独特な歓迎をするひとみの両親ともすっかり打ち解けて耕助。

こたつに入りながらひとみの両親と食事を囲む耕助は、食べ過ぎてお腹がきつくなり寝転んでしまい、それをひとみと両親がにこやかに見ています。

このあと、耕助が両親の前で「ひとみさんを絶対独りにさせません」というシーンは、耕助が急逝している事を知っていると尚更グッとくるものがあります。

原作者が実際にみたものではないので、母親から聞いたり、祖母から聞いた内容を回想としてまとめたシーンですが、結婚前の両親の関係も愛に溢れるものだったことがわかるシーンです。

家族だから愛したんじゃなくて最終回ネタバレ②亡き父と娘の会話

家族のためにお金を稼がないといけないと仕事に打ち込む七実のもとに、幽霊となった亡き父が現れ“七実はそのままでいい”と頑張りすぎる娘を気遣います。

幼い頃に父から「七実は大丈夫」と言われ、それを信じて進んできた七実。

七実は父に「ダウン症の弟や認知症の祖母のように“大丈夫”な人と、私や母のように“大丈夫”じゃない人がいる。だから頑張らないといけないとい」と打ち明けます。

筆者はここでいう“大丈夫”の意味は、“将来を考えての不安や心配が無い(できない)”という意味だと捉えています。

家族が大事だからこそ、大丈夫じゃない七実は孤軍奮闘して家族の幸せを守るために進み続けているのです。

家族だから愛したんじゃなくて最終回ネタバレ③父の愛車を買い戻し家族で墓参りに行く

亡き父の愛車“ボルちゃん”ことボルボを買い戻した七実。

亡き父の愛車を見て喜ぶ母に「家族の事書いた本の印税は家族のために使わんと」という七実は、父に褒めてほしくて父の愛車を取り戻したとつぶやきます。

そして、家族全員でボルちゃんに乗り込み、父の墓参りに行く岸本家。

その帰り、運転席の母が「間違えたり、助けてほしくなったらすぐに七実を呼ぶから、せやから大丈夫」と七実に言い七実は「見とけよ世界、この家族と笑い続けてやる」と心の中でつぶやくのでした。

【感想】家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった

ドラマ家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だったは、多くの困難を抱えた家族と七実の日常をユーモアを交えて描いた作品です。

亡き父耕助が生きている人間のようにでてくるので、少しファンタジーチックになっていたり、七実の妄想や夢も実写で描かれているので、ノンフィクションで重くなりがちな内容を笑いを交えながら見ることができます。

筆者は忠実なノンフィクションも好きなので、はじめは戸惑いましたが、どの世代の方にも見やすい内容になっていると思います。

原作ファンも多いこの作品ですが、ドラマをみての意見はどのようなものが多いのでしょうか、一部ご紹介させていただきます。

今夜が最終話で、さみしすぎます…。
ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』 コミカルなのに泣かされて、 それがすごく心地よいのです。
今夜22時、NHK BSです！ #かぞかぞ

酒井さん: / X

家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった　
5話　ドラマに出てくる仕事の失敗ネタってだいたい現実的じゃなくてそんなわけないやんの連発なのにこのできなさ具合がリアルすぎて失敗もリアルすぎて予想外の方角からダンプカー出てきて私が死んだ

船戸明里さん: / X

【ドラマ】『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』:
「笑って泣ける」という言葉が本当にしっくり来る。
明らかに大変な状況を、他人事のように綺麗事でおさめることなく、ユーモアと涙で受け止める主人公の姿に、強いリアリティーと好感を抱かせられる。

つきのまちシアターさん: / X

• ドラマが面白いから原作漫画も読んでみたいけど無料じゃないんだなぁ・・・
• あまり漫画にお金をかけたくないんだよなぁ・・・
• 本を買いたいけど、置いておくスペースがないんだよなぁ・・・

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まとめ

ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』の最終回ネタバレと感想についていかがでしたか?

下記にもう一度、簡単にまとめていますので、ご覧ください。

ドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」は1話ごとに家族との日々の内容が綴られていて　最終回も劇的な何かが起こるわけではなく、積み重ねた10年間を一区切りとしてまとめているといった印象を受けました。

ノンフィクションのお話なので、筋書きがしっかりあるドラマ違い、ネタバレの内容では事実として書ききれることはありますが、空気感はまったく伝えきれていないという悔しさがあります。

この物語はぜひ皆さん自身でみて、感じていただきたい作品です。

この家族についての新書も出ていますので、そちらも含めて本やドラマでぜひ作品に触れてみてください。